「日記」

最悪だ〜。こんばんは、たぬ吉です。
明日はバイトの都合で河原町です。
10時までに現地、14時までに大学、17時までに他のバイト。

ハード。ハードボイルド。君に足りないのはクエン酸だ。
『幸福』という名のクエン酸だ。
残念なのは、クエン酸を摂取出来ない人間が
この世には数パーセント存在することだろう。
非常に残念。それがまさか俺だったなんて。

自分の一生を綴っている日記を見たい。
過去も今も未来も書いてある。そして、青ざめるのだ。
未来を知っても、例え最悪な未来でも、
変えられる人間は、この世にいない。
それが日記というもの。

日記と予言書は区別されるのだ。
予言は変えられるのだから。
それゆえ、予言は信用できない。だから予言は面白い。
面白いけれど好きではない。

いい加減に喋って欲しい、ヘタレセイバー。
もう一年もダンマリ。流石に寂しい。
いつになったら声を聞けるのだろうか。ちょっと泣く。
ぬいぐるみだって話せるはずなのに。
俺だけに聞こえる声でなら。

マックチキンを5個食べた。もう、満足。達成感。
チーズバーガーを2個食べた。
アップルパイを3個食べた。これだけ食べて、1000円です。
最大の贅沢。そして胃もたれ。

疲れた、飽きた、メンドクサイ、我が人生。
楽で、面白くて、笑いに満ちた人生はどこにあるのだ？
もうすぐクリスマス。聖なる夜。
神は恋人には優しい。一人身には冷たい。
ということは、恋人は善で、独りは悪。
そして独りか否かを決めるのは、周囲の目。
どんなに独りではないと思っても、それは無意味。
つまり神とは、周囲の人間。一人身はサバトの生贄。
サバトを開くのはカップル・集団。

だからサバトはなくならない。無くす気がない。
サバトという名の苛め。辱め。
開く者がサバトを否定する、面白い世界。
葬式で泣く同級生。どうして泣くの？
助けてくれなかったのに。泣いて何を肯定するの？
自分の贖罪を請うの？ポーズ。滑稽。
感情に任せることが出来る人間は幸せ。
泣きたいときに泣き、笑いたいときに笑い。
サバトを開きたいときに開き、むせ返る。
本当に苦しい人間は、いつでも笑顔。

書きやすい日記は罪。
書きやすいからこそ影響はない。
それなら書くことに意味はあるのか。
影響を与えないモノの存在意義は？
犯罪の意義は？考えることの意義は？クエン酸の意義は？
存在することを前提に考えなければ問題ない。
『意義』は存在しなくなるのだから。
それではここでの『意義』とは？
答えは簡単。

Addio.